有本恵子さんの拉致が新たに認定され、元「よど号」犯の元妻の証言が重要な証拠となった。これにより、恵子さんがだまされて北朝鮮に連れ去られたことが明らかに。
96歳で亡くなった有本明弘さんは、娘の恵子さんが北朝鮮に拉致されたことに対して長年の懐疑的な見方や社会の無関心に直面していました。
しかし、最近の東京地裁での証言がこの状況を変える突破口となりました。
この証言は、日航機「よど号」を乗っ取った元共産主義者同盟赤軍派メンバーの元妻によるもので、彼女は恵子さんを北朝鮮へ連れ出したと述べました。
元妻は昭和58年に、メンバーの最高幹部から「若い日本人女性」を獲得するよう指示され、ロンドンで恵子さんに接触しました。
彼女は恵子さんに対し、「北朝鮮で市場調査をしてほしい」といった虚偽の話を持ちかけ、デンマークのコペンハーゲンでよど号犯メンバーや北朝鮮工作員に引き渡したと証言しています。
この証言により、恵子さんが自発的に北朝鮮に向かったのではなく、だまされて連れ去られたことが明らかになりました。
また、元妻は恵子さんが北朝鮮で「2人の日本人男性と共に暮らしている」と聞いたことがあると述べています。
この2人は、恵子さんが拉致される約3年前に欧州で拉致された石岡亨さんと松木薫さんではないかと考えられています。
この新たな証言を受け、日本政府は有本恵子さんの拉致を正式に認定し、拉致問題への関心が再び高まることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/83acc59c3442f9ba3595a21fa9429d99ad3b71ee
コメントでは、有本恵子さんの拉致認定と新証言が、多くの人々にとって重要な問題であったことが強調されていました。
特に、北朝鮮議員連盟が日本の与野党を訪問した際の懐柔の様子や、拉致問題に対する冷淡な態度が批判されていました。
また、過去に拉致を否定していた政治家たちが未だに影響力を持っていることに対する怒りの声も多く見受けられました。
さらに、北朝鮮に利用されたハイジャック犯たちの罪深さについても言及され、彼らが日本に帰国して罪を償うつもりがないのではないかという疑問が呈されました。
全体として、拉致問題に対する社会の認識や、被害者家族が経験した苦痛についての理解が深まることを願う声が多かったです。