ガザ北部のジャバリヤ難民キャンプで、イスラエル軍が避難中の男性を拘束し、衣服を脱がせた事例が報告され、国際法に違反する行為が問題視されている。
CNNはこの状況を伝える写真を入手し、目撃者や拘束された人々からの証言を基に詳細を明らかにした。
写真には、がれきに囲まれた状態でしゃがみ込む200人以上の人々が写っており、大半が男性で、寒さに震えながらほぼ裸の状態でいる様子が捉えられている。
目撃者によれば、彼らはジャバリヤ難民キャンプを離れようとした際にイスラエル軍に拘束され、服を脱ぐよう命じられたという。
拘束された人々は、特に高齢者や負傷者を含む中で、極寒の中で何時間も待たされ、疲れ切った表情を見せていた。
写真は25日に撮影され、イスラエルの通信アプリ「テレグラム」で初めて共有された。
拘束された男性の一人は、全員が午前11時に集められ、午後4時に女性と子どもたちが立ち去ることを許可された後、男性たちは下着だけになるよう指示された。
イスラエル兵はその間、男性たちを侮辱し、写真を撮るなどの行為を行った。
最終的に男性たちはイスラエル軍の検査を受けた後、ガザ市へ向かうことが許可された。
イスラエル軍はこの状況についてコメントを避けたが、ガザでの作戦の一環として日常的に人々を拘束し、衣服を脱がせて検査していることは認めている。
国際法においては、拘束者は被拘束者を人道的に扱う義務があり、屈辱的な行為は明確に禁止されていることが強調されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/53623ebdd18de17f64ff5d0f8e30d3b42619e810
コメントは、イスラエル軍によるパレスチナ人の拘束行為が国際法や人権基準に反しているとの指摘が多く、特に行政拘禁の問題が強調されていました。
イスラエルは「治安維持」を理由に拘束を正当化しているものの、国際人権団体はその正当性に疑問を呈しており、無罪推定の原則に反する行為とされています。
また、約4,700人のパレスチナ人がイスラエルの監獄に収監されており、その多くは法的手続きなしに拘束されていることが問題視されていました。
さらに、拘束時の非人道的な扱いや、身体検査の過程での侮辱行為についても言及され、戦争の影響を受ける弱者、特に女性や子供に対する配慮が欠けているとの意見がありました。
コメントには、イスラエルの行動が過去の歴史と重なるとの指摘や、ナチスの行為と比較する声もあり、戦争の悲惨さを訴えるものが多かったです。
また、戦争を避けるべきとの意見もあり、戦争の結果としての人権侵害や無辜の人々への影響についての懸念が強調されていました。