xAIが最新AIモデル「Grok-3」を発表。イーロン・マスク氏はその性能を称賛し、DeepSearch機能も搭載。Grok.comで新サービス「SuperGrok」も開始。
イーロン・マスク氏はこのモデルを「地球上で最も賢いAI」と称し、GPT-4oなどの既存モデルを大きく上回る性能を誇ると強調しました。
Grok-3は、Xプラットフォーム上で選択可能で、月額2,590円のプレミアムプラス契約者は、推論や詳細な調査が可能な「DeepSearch」機能を利用できます。
また、Grok.comでは新たにサブスクリプションサービス「SuperGrok」が展開され、最新機能への早期アクセスが可能となります。
Grok-3の開発には、データセンターの拡張が行われ、Grok 2の15倍の演算能力を持つ20万台のGPUを用いて92日間の事前学習が実施されました。
この結果、数学や科学、コーディングなどの分野で、Gemini 2 ProやDeepSeek V3、Claude 3.5 Sonnet、GPT-4oを超える性能を示しました。
さらに、Grok-3 miniでも同様の競合モデルを上回る結果が出ています。
初期バージョンのGrok-3(コードネーム:チョコレート)は、Chatbot Arenaで最も高い評価を受け、推論能力や画像認識・生成機能にも優れています。
特に「DeepSearch」機能は、ChatGPT Proの「deep research」に類似しており、マスク氏の前でのデモでは、次のスターシップ打ち上げ日を尋ねるなど、実際の調査能力を示しました。
Xの「Xプレミアムプラスプラス」契約者は、推論モデルへのアクセスやDeepSearch機能を利用でき、Grokの画像生成数制限も緩和される予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e41be848ff67fba3c2098ca2ace5b9c3db92b4fc