韓国のキムチが体脂肪減少に効果的であることが、臨床試験で証明されました。55人の成人が3カ月間キムチを摂取し、体脂肪が減少したことが確認されました。
要約すると韓国の伝統的な発酵食品であるキムチが、体脂肪を減少させる効果を持つことが、韓国科学技術情報通信部傘下の世界キムチ研究所による臨床試験で明らかになった。
この試験では、BMIが23から30の過体重の成人男女55人を対象に、3カ月間毎日キムチを摂取する実験が行われた。
具体的には、被験者は白菜キムチをフリーズドライ製法で粉末化したカプセルを1食あたり3個、毎日摂取した。
これにより、被験者は通常のキムチを1日60グラム食べたのと同じ効果を得ることができた。
試験の結果、キムチを摂取したグループは体脂肪量が2.6%減少した一方、摂取しなかったグループは4.7%増加したことが確認され、統計的に有意な差が見られた。
また、腸内の善玉菌が増加し、肥満に関連するプロテオバクテリアの数が減少したことも示された。
この研究により、キムチが腸内微生物群を調整し、肥満の症状を緩和する可能性が示唆されている。
世界キムチ研究所の所長は、今後もキムチの健康効果を科学的に証明し、世界中で健康食品としての認識を広める意向を示した。
これらの研究成果は「ジャーナル・オブ・ファンクショナル・フーズ」にも掲載されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a745d74bbd53783ab19030e3a48eb2da77d58d37