肥薩おれんじ鉄道社長が漁協理事から14時間叱責され、補修工事の理解を求める事件が発生。市は是正勧告を可決。
要約すると肥薩おれんじ鉄道の古森美津代社長らが、出水市の橋の補修工事を巡り、広瀬川漁協の男性理事から夜通し叱責を受けたことが明らかになりました。
この問題は、同社が出水市に要望書を提出し、地方自治法に基づいて漁協に是正勧告を求める議案が市議会で可決されたことに端を発しています。
事の発端は2021年10月15日、古森社長らが広瀬川橋梁の補修工事について理解を得るために漁協を訪問した際、理事から「受注企業の選定理由は何か」と疑問を呈され、さらに「駅の営業時間が短すぎる」といった無関係な批判が続いたことです。
理事はその後、出水市の鉄道事務所を訪れ、古森社長や専務、常務に対して約14時間にわたり叱責を繰り返しました。
この間、社長らは食事も取れず、外に出ることもできなかったといいます。
同社は、理事から工事の同意を得られないとして、補修を発注した企業との契約を解除しました。
広瀬川橋梁は1923年に建設され、劣化が進んでいるため、補修の必要性が強調されていますが、漁協側は補修に反対していないとしています。
内木場司組合長は、理事の行為について全く知らなかったとし、経緯を確認する意向を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/51825474a1ac4229384d6912b3986ec90e0b9f28