台湾で旧校長宿舎を文化施設として再生した作家が、初代校長を紹介する小冊子を無料配布。歴史や感動を伝える内容。
要約すると台湾の台東県に位置する旧校長宿舎「蒋勲書房」は、日本統治時代からの歴史的な建物で、作家の蒋勲さんによって文化施設として再生されました。
2023年にこの施設がオープンし、蒋さんは初代校長である堀尾一彦さんに焦点を当てた小冊子「蒋勲書房と堀尾一彦」を刊行しました。
この小冊子は、堀尾さんの詩や台湾での経験を通じて、彼が台東の土地に抱いた感動を伝えることを目的としています。
発表会は2025年2月15日に行われ、蒋さんが冊子の内容を紹介しました。
冊子は販売されることはなく、施設を訪れた人に無料で配布される形式を取っています。
この決定の背景には、蒋さんが熊本県の産山村で発見した小冊子に感銘を受けたことがあり、シンプルでありながら地域を紹介するそのスタイルに敬意を表した結果です。
堀尾さんは、かつて基隆の暖暖公学校で校長を務めていた際、業者の納品遅延に直面し、規則に反する形で先に支払いを行った結果、辞職を申し出たエピソードも紹介されました。
このような堀尾さんの責任感と行動が、彼を台東に導くきっかけとなったと蒋さんは語っています。
小冊子の配布は3月23日まで行われる予定で、訪問には事前の予約が必要です。
毎週火曜と水曜は団体、木曜から日曜までは個人の参観が受け付けられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/13bf267dd38c6cc8d22a5c2f4394ec9d75d3f887