宮城県警が映画やアニメの無断文字起こしサイトの運営者3人を著作権法違反で逮捕。CODAは初の事例とし、著作権侵害の深刻さを警告。
要約すると宮城県警察本部と登米警察署は、2023年10月29日に、映画やアニメのストーリーを無断で文字起こしし、関連画像と共に自社サイトに掲載していた会社経営者の男性ら3人を著作権法違反の疑いで逮捕した。
この逮捕は、一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構（CODA）の発表によるもので、日本において映画などの文字抜き出しサイトの運営者が逮捕されたのは初めてのケースである。
男性らは、2023年1月から2024年2月の間に、東宝が著作権を持つ映画「ゴジラ-1.0」とKADOKAWAが著作権を持つアニメ「オーバーロードIII」のストーリーを無断で文字起こしし、登場人物の名称やセリフ、情景、場面展開など詳細な内容を記事にして、サイトに掲載していた。
この行為により、広告収益を不当に得ていたことが明らかになっている。
警察の捜査から、経営者と従業員が共謀して組織的に著作権侵害を行っていたことも判明した。
CODAは、こうした文字抜き出しサイトが「ネタバレサイト」として問題視されていることを指摘し、著作権侵害の程度が軽微と誤解されがちだが、引用の範囲を超える明確な侵害であると警告している。
また、著作権の適正な保護を推進し、同様のサイトへの対策を強化する方針を示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/597cb9b0d15f36dc1fe76c15f0971f265b780153