MLBが春季トレーニングで「ロボット審判」導入を開始。自動ボール・ストライク判定のレビューが可能になり、賛否が分かれる中、試合時間への影響が懸念されている。
米誌『Sports Illustrated』によると、今シーズンの春季トレーニング試合の60%で「自動ボールストライクチャレンジシステム(ABS)」が稼働することが決まった。
このシステムでは、投手、捕手、打者が自動的にボール・ストライク判定のレビューを要求でき、各チームは1試合につき2回のチャレンジが可能とされている。
ただし、誤った要求をした場合は、1回分のチャレンジを失うことになる。
実際、カクタスリーグの開幕戦では、カブスの投手が内角の速球に対してレビューを要求し、判定が覆るという事例が発生した。
この判定プロセスには15秒から20秒の時間がかかるとされ、2023年からABSが導入されたトリプルAやアリゾナ秋季リーグでは、1試合あたり平均4回のチャレンジが行われている。
野球界では試合時間の短縮が求められており、2023年に導入されたピッチクロックがその一例である。
しかし、ABSの導入は試合時間を延ばす要因になるのではないかという懸念もある。
SNS上では「時間がかかりすぎ」といった批判の声や、「これは数年前に実施されるべきだった」との意見も見られ、賛否が分かれている。
MLBはこの新しい試みを進めているが、実際にどのような影響をもたらすのか、今後の展開が注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9a6b3c5fb5902a6419eae1ddb0b755b64ee38389
MLBがロボット審判の導入を進める中で、コメント欄では多くの意見が寄せられました。
特に、ロボット審判がストライクゾーンをどのように判断するのか、従来の審判の権限がどのように変わるのかが話題になりました。
従来、審判がストライクボールの判定を行い、その匙加減で試合の流れをコントロールしていたため、ロボット審判の導入によりこのバランスが崩れるのではないかという懸念が示されていました。
また、試合の時間短縮が強調されるあまり、選手や観客が試合そのものよりも時間に気を取られる状況も指摘されていました。
さらに、ロボットによる判定が全体の試合進行にどのように影響を与えるのか、選手の抗議が減少することで試合がスムーズに進む可能性も示唆されていました。
これに対し、審判の精度が向上することへの期待もありましたが、全てをロボットに任せることで逆に時間がかかるのではないかという意見もありました。
このように、ロボット審判の導入に関しては賛否が分かれ、今後の試験運用に注目が集まっている状況でした。
ネットコメントを一部抜粋
ルールによればゾーンはTVにでるような1枚の板ではない。
メジャーって時間短縮言いすぎじゃないですか?
不要な監督の抗議や退場処分が激減する可能性が多いにある。
選手から抗議されたことに対して、審判が報復判定することは無くなるね。
数年続ければ、審判員の精度も上がり、ストレス無しに行われるだろう。