IDDKが日本初の宇宙バイオ実験を2025年に実施。無人装置で微小重力環境下の研究を行い、創薬などの可能性を探る。
要約するとIDDK(東京都江東区)は、2025年4月に日本初の人工衛星を用いた宇宙バイオ実験を実施することを発表しました。
このプロジェクトは、ドイツの宇宙スタートアップATMOS Space Cargoと共同で行われ、SpaceXのFalcon 9ロケットによって打ち上げられます。
実験には、IDDKが開発した宇宙バイオ実験装置「Micro Bio Space LAB(MBS-LAB)」が使用され、ATMOSが開発した大気圏再突入カプセル「PHOENIX」に搭載される予定です。
MBS-LABは無人で自動作動する設計で、地球低軌道での稼働を目指しています。
実験の焦点は、IDDKの顕微観察技術「Micro Imaging Device(MID)」を用いた機能動作の実証で、微小重力環境下での連続的な顕微観察が可能かどうかを検証します。
また、実験データをリアルタイムで取得できるかも確認される予定です。
この実験は、宇宙環境を利用した創薬やアンチエイジング研究など、ライフサイエンス分野の新たな可能性を探るものです。
さらに、今回の実証実験は地球低軌道で行われますが、2026年には商用フライトミッションの打ち上げも計画されており、将来的にはISS以外での宇宙バイオ実験の手段としての可能性を示したいとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/143eb4a39890550fedc509ddfc449df727ddc2f8