トヨタのFJクルーザーは、FJ40型ランドクルーザーのデザインを生かした現代的SUVで、2010年に日本市場に登場しました。オフロード性能や使い勝手を重視した設計が特徴です。
FJクルーザーは、2003年のデトロイトショーで初めてコンセプトモデルが発表され、2005年のシカゴオートショーでプロトタイプが登場しました。
北米では2006年から販売が開始され、日本市場にもその後導入されました。
FJクルーザーのデザインは、直立したフロントシールドガラスや丸目ヘッドランプ、ホワイトルーフ、そしてフロントの“TOYOTA”エンブレムが特徴で、これらはFJ40を彷彿とさせる要素です。
さらに、両側が大きく開く観音開きドアを採用しており、乗り降りの利便性を高めつつ、デザインのシンボルとしても機能しています。
バックドアは横に開くスタイルで、ガラスハッチも備えられており、使い勝手が向上しています。
室内は5名乗車可能で、後席はダブルフォールド式で畳むことができ、ラゲッジスペースは奥行き925～1505mm、幅1085～1450mmと広々としています。
オフロード走行を考慮した設計で、アプローチアングル34度、デパーチャーアングル27度、ランプブレークオーバーアングル28.5度を確保し、最低地上高は230mmです。
シャシーはラダーフレーム構造を採用し、X-リアスシステムによりボディの揺れを抑える工夫もされています。
搭載エンジンは4リットルのV6（1GR-FE型）で、276psの出力と38.8kgf・mのトルクを誇り、5速ATが組み合わされています。
FJクルーザーは、懐かしさと現代的な機能性を兼ね備えた魅力的なモデルとなっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/175bebc216e2bbd300afd6db6166a6616743d9af