北朝鮮へのビラ散布中止求める仮処分、韓国地裁が棄却

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韓国の地裁が北朝鮮へのビラ散布中止を求めた仮処分を棄却。表現の自由を重視し、具体的な根拠がないと判断。

要約すると2024年10月31日、韓国の議政府地裁は、脱北者団体が南北軍事境界線付近で北朝鮮の体制を非難するビラを散布する行為を中止するよう求めた仮処分の申し立てを棄却した。

この申し立ては、最大野党「共に民主党」の議員と境界線近くに住む市民らによって行われたもので、彼らはビラ散布が南北関係の緊張を高め、住民の生命権や幸福追求権を侵害していると主張していた。

地裁は、申立人が北朝鮮の武力挑発の懸念を訴えたものの、ビラ散布が直接的にそのような挑発を引き起こす具体的な根拠を示せなかったと指摘。

また、ビラ散布が特定の市民に対して違法行為を構成するとは考えにくいとし、表現の自由を過度に制限する恐れがあるとの判断を下した。

過去にも、2014年に住民らが同様の仮処分を申し立てたが、その際も地裁は表現の自由を重視して棄却している。

このように、韓国における北朝鮮へのビラ散布に関する法的判断は、表現の自由と安全保障のバランスを取る難しさを浮き彫りにしている。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7c2c1b8c7a4f0a2983eb3091afd53f19b8960cb6

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