韓国のAI技術が米国より1年以上遅れていることを、科学技術情報通信部長官が指摘。人材不足や報酬の差も問題視され、政府はAI能力強化策を発表。
要約すると韓国の科学技術情報通信部長官、劉相任氏は、韓国の人工知能(AI)技術が米国に比べて1年以上遅れていると指摘しました。
これは、国会でのAI関連公聴会での発言であり、韓国国内のAI関連業界が独自のモデルを開発しているにもかかわらず、依然として技術力は米国や欧州に劣ることを示しています。
情報通信企画評価院の調査によると、韓国はAI技術において日本(1.5年遅れ)、欧州(1.0年遅れ)、中国(0.9年遅れ)と比べても劣位にあることが明らかになりました。
劉氏は、韓国のAI開発におけるハードウェアやソフトウェアの不足、さらに人材の不足も問題視しました。
特に、世界の上位20%のAI研究者の中で韓国からの割合はわずか2%であり、中国の47%や米国の18%と比較しても著しく低いことが指摘されています。
また、昨年のデータによれば、国内企業のAI研究者の初任給は約4億1400万ウォンで、海外企業の12億ウォンに比べて大きな差があることも問題です。
これを受けて、韓国政府は「人工知能国家代表精鋭チーム」を選抜し、生成AIの基盤技術やインフラの整備を進める「国家AI能力強化案」を発表しました。
劉氏は、AI能力強化のために特化したデータの開放を拡大し、安全なデータ活用の支援を強化する意向を示しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ced6cb854419bd31d6b3fc7c56111b35aa14f927