イラン外相は、米国との直接交渉を否定し、制裁強化に反発。間接協議を続け、最高指導者の許可が必要と強調。
要約するとイランのアラグチ外相は2023年10月25日、テヘランで行われたロシアのラブロフ外相との共同記者会見で、アメリカとの直接交渉の可能性を否定しました。
これは、トランプ政権が「最大限の圧力政策」を採用している限り、交渉は行わないという立場を示したものです。
アラグチ外相は、アメリカの制裁強化に対して反発を表明しつつも、イランは引き続きEUを通じてアメリカとの間接的な協議を行う意向を示しています。
イランの最高指導者ハメネイ師は、国政全般の決定権を持つため、アメリカとの直接交渉には彼の許可が必要です。
ハメネイ師は、今月7日に「米国との交渉は国の問題解決には何の効果もない」と発言しており、対米不信が根強いことが伺えます。
イランは、制裁解除を目指しているものの、アメリカとの関係改善には慎重な姿勢を崩していない状況です。
アラグチ外相の発言は、イランの核開発問題に関する国際的な緊張を一層高める可能性があり、今後の外交の行方が注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1cfabdf4cd3f09df088aba87ba6aa5ae80d248da