SECがグレースケールのカルダノETF上場申請を受理し、今後の審査を経て承認が期待される。これにより暗号資産市場に新たな投資機会が生まれる可能性がある。
要約すると米証券取引委員会(SEC)は、グレースケール(Grayscale)が運営する「グレースケールカルダノトラスト(Grayscale Cardano Trust)」の上場申請を受理しました。
この申請は、米ニューヨーク証券取引所アーカ(NYSE Arca)を通じて提出されたもので、暗号資産カルダノ(ADA)に基づく投資信託がETF(上場投資信託)への転換を目指しています。
提案書は2023年2月10日にSECに提出され、2月24日に受理されたことが公表されました。
もし承認されれば、ティッカーシンボルは「GADA」となる予定です。
申請書には、カルダノの信託受託者として米デラウェア州のCSCデラウェアトラスト社が指定され、管理にはコインベースカストディトラスト社が関与することが記されています。
また、バンクオブニューヨークメロンが証券代行業務を担当することになっています。
今後、提案書が連邦官報に掲載されると、一般からのコメントを募集する期間が21日間設けられ、その後SECは規則変更案の承認または却下を判断します。
通常、SECは連邦官報に掲載された日から45日以内に判断を下しますが、必要に応じて最大90日まで延長可能です。
さらに、今回の公表と同日にナスダックも、グレースケールが運営するポルカドット(DOT)投資信託の上場に向けた規則変更案をSECに提出しています。
これにより、暗号資産市場における新たな投資機会が広がる可能性が期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6329a9953b637396b614e7f42bf0fab929409c58