高知市の老舗質店が、偽ロレックスを見破るための鑑定ポイントを公開。巧妙な詐欺手口に対抗するための知識が求められている。
この事件の中で、高知市の老舗質店「大原質店」の社長、大原豊氏が偽ロレックスを見破るための鑑定ポイントを初めて公開した。
2024年7月、30代の男が同店に持ち込んだ偽ロレックスは、一見すると本物と見分けがつかないほど精巧だったが、大原社長は40年の鑑定経験を生かし、偽物であることを瞬時に見抜いた。
彼が偽物を見破るために注目したポイントは3つだ。
まず1つ目は、日付部分の印字のにじみだ。
本物のロレックスは綺麗に印字されているのに対し、偽物は文字が滲んでいる。
2つ目は、レーザー刻印である。
ロレックスのガラスには肉眼では見えない「王冠」の模様が刻印されており、顕微鏡で確認する必要があるが、偽物はその刻印が薄くなっていた。
3つ目は、保証書の日付だ。
国内の正規販売店で購入した場合、保証書には印字された日付があるが、持ち込まれたものは細いマジックで書かれていた。
大原社長は、これらの違和感を総合的に判断し、偽物と確信した。
さらに、持ち込まれた時計には保証書まで付いており、巧妙な手口であった。
大原社長は、男に「これは買い取りできない品物です」と伝え、その後も異なる4人の男が偽ロレックスを持ち込んできたが、全て偽物であると見抜き、警察に通報した。
質店側の判断を狂わせるために、犯人たちは「早くしてください」と急かしていたが、大原社長はそのような急かしに惑わされず、冷静に対応した。
これらの経験から、偽造品に対する警戒が必要であることを再認識させられる事件であった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/19f4768711d91c1919a472447d6f1cbf2382c8d6
コメントでは、偽ロレックスの見分け方や市場の現状について多くの意見が寄せられていました。
特に、金属加工技術の進化により、偽造品も非常に精巧になっていることが強調されていました。
あるコメントでは、偽ロレックスを見分けるためには、最終的に日本ロレックスに持ち込む必要があると述べられており、メーカーが真贋鑑定を行わないため、メンテナンス見積もりを通じて判断する方法が提案されていました。
しかし、こうした依頼が増えると、メーカーが手数料を取るようになる可能性も指摘されていました。
また、ドバイの市場で偽ロレックスが販売されていることや、特定の地域での購入方法についての情報もあり、偽造品の流通の広がりが懸念されていました。
さらに、質屋協会などの業界団体が情報を公表することが、逆に偽造業者に改善を促す結果になるのではないかという意見もありました。
質屋での鑑定が難しいことや、開封することのリスクについても言及されており、慎重な判断が求められていることが伺えました。
全体として、偽造品に対する警戒心や、業界の透明性を求める声が多く見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
金属加工技術自体がひと昔前では考えられないほど進化している。
ドバイで偽物のロレックスを売っている有名な市場があります。
時計業界もリダン、ジェネリック、カスタムは偽物と言う認識を発表したら大分偽物は減るように感じる。
高知市の老舗質店の社長が、精巧な偽ロレックスを見破るポイントを明かした。
別に偽物でもいいからロレックス欲しい。