阪神甲子園球場とモリサワが共同開発した『甲子園フォント』が、お披露目されました。伝統的な「甲子園文字」を基に、視認性を高めたユニバーサルデザインのフォントです。2024年の開場100周年を記念し、今後の試合で使用される予定です。
要約すると阪神電気鉄道が運営する阪神甲子園球場とフォントメーカーのモリサワが共同開発した新しいフォント『甲子園フォント』が、27日にお披露目されました。
このフォントは、2024年に開場100周年を迎える甲子園球場のスコアボードで使用されることを目的としています。
甲子園球場は、1934年に登場した「甲子園文字」を長年にわたり使用してきましたが、近年のデジタル化に伴い、その伝統を次の世代へと引き継ぐ必要がありました。
『甲子園フォント』は、伝統的な「甲子園文字」の特徴を活かしながら、視認性を高めるためにユニバーサルデザイン(UD)フォントを基にしています。
モリサワのデザイナーは、甲子園歴史館で手書きの「甲子園文字」を分析し、その独特な縦画の太さとコントラストを取り入れつつ、現代的なアレンジを加えました。
新フォントは約3800字を収録しており、特に画数の多い漢字のデザインには多くの工夫が施されています。
お披露目式では、阪神電気鉄道とモリサワの代表者が挨拶し、『甲子園フォント』がデジタル表示の世界において「甲子園文字」に新たな生命を与えるものであると強調しました。
このフォントは、3月4日のオープン戦から使用が開始され、今後の試合でも広く利用される予定です。
また、甲子園球場では、この新フォントを記念したグッズも販売されることが決まっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/83d328b4bd6b10a251d0409b451fd7437362ee99