イスラエルは、アメリカの提案に基づき、ガザ地区での停戦を6週間延長することを承認。人質の解放が含まれ、ハマスの反応が注目される。
この延長案は、イスラム教のラマダンとユダヤ教の過越祭の期間を含むもので、ネタニヤフ首相は閣議を招集し、4時間にわたり協議した。
停戦合意第1段階の期限が近づく中、イスラエルはこの延長を受け入れることを明らかにした。
提案内容には、ガザ地区でハマスに拘束されている人質の半数が延長期間の初日に解放されることが含まれており、生存者と死者の両方が対象となる。
残りの人質は、恒久的な停戦合意が成立した場合に解放される見込みだ。
ハマスはこの提案について公にコメントしていないが、イスラエル首相府はハマスがこの案を支持していないと主張している。
もしハマスが立場を変えた場合、すぐに交渉を開始すると述べた。
ウィトコフ特使の提案では、イスラエルが第2段階の交渉が失敗したと判断した場合、42日後に戦闘を再開できるとされている。
一方、ハマスは第1段階の延長には同意しない意向を示しており、アメリカとカタール、エジプトからの保証が必要だと述べている。
1月19日に発効した停戦合意の第1段階は、3月1日に終了し、約1900人のパレスチナ人の釈放と引き換えに33人のイスラエル人と5人のタイ人の人質が解放された。
しかし、残る生存者全員の解放やイスラエル軍のガザ撤退を含む第2段階の交渉はほとんど進んでいない。
生存している人質は24人で、39人が死亡していると推定されている。
ハマスは2023年10月7日にイスラエルに対して前例のない攻撃を行い、約1200人を殺害し、251人を人質に取った。
イスラエルはこれを受けて空と地上の作戦を展開し、ガザ地区では少なくとも4万8365人が死亡していると報告されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a38076aeee588e0e48448835d225209de6e7443c