韓国社会の対立度が過去最高となり、特に進歩と保守の対立が深刻化。三権への信頼度も調査され、司法の信頼度は上昇する一方、内閣と国会は減少傾向にある。
要約すると韓国保健社会研究院が発表した最新の報告書によると、韓国社会における対立度が過去最高に達したことが明らかになりました。
この調査は2018年から始まり、国民の社会的対立感を測定するために行われたものです。
2023年の調査では、国民が感じる対立度は4点満点中3.04点に達し、これは調査開始以来の最高値です。
調査対象は19歳から75歳までの男女3000人で、対立が深刻であると感じる要因として、特に「進歩(革新)と保守」の対立が際立っています。
進歩と保守の対立度は2018年の3.35点から2024年には3.52点へと上昇し、特に深刻化しています。
このことは、韓国社会の分断が進んでいることを示唆しています。
さらに、地域間や労働市場における対立も報告されており、首都圏と地方の対立は3.06点、正規職と非正規職の対立は3.01点、労使間の対立は2.97点、貧困層と富裕層の対立は2.96点という結果が出ています。
また、三権に対する信頼度についても調査が行われ、司法に対する信頼度が最も高く、2014年の32.5%から昨年には43.7%に上昇しました。
一方で、内閣や国会に対する信頼度は減少傾向にあり、特に国会の信頼度は24.6%と低迷しています。
このような調査結果は、韓国社会が直面している深刻な対立と信頼の低下を浮き彫りにしており、今後の社会的課題として重要な意味を持つでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/79c7ef6a24a2194e7af47ace53eac8ce410d1599