イーサリアムが2023年11月以来の安値2000ドルを試し、ボラティリティやマクロ経済要因が影響。投資家心理は弱気で、資金流出も顕著。
これは、ドナルド・トランプ米大統領による貿易戦争の脅威が市場にボラティリティをもたらし、全体的な暗号資産市場に影響を与えているためです。
CoinDesk Indices(CDI)のデータによれば、イーサリアムは過去24時間で15%の下落を記録し、これが広範な暗号資産の指標であるCoinDesk 20 Index(CD20)の16%の下落にも寄与しています。
ここ3カ月間のイーサリアムのパフォーマンス低迷は、ビットコイン(BTC)に対する相対的な劣位や機関投資家からの需要の低下が原因で、投資家心理が弱気に傾いていることが背景にあります。
また、貿易戦争に関する懸念やインフレの影響、株式市場の不安定さなどのマクロ経済的な要因もリスク志向を減退させています。
CoinGlassのデータによると、過去12時間で約1億6500万ドル(約246億円)のイーサリアムのロングポジションが清算されており、これも市場の不安定さを示しています。
さらに、ポリマーケットのベッターたちはイーサリアムが月末までに1900ドルに達する確率を76%と予測しています。
加えて、SoSoValueのデータによると、イーサリアム現物ETF(上場投資信託)からの資金流出が先週大幅に増加し、流出額は合計3億3500万ドル(約499億円)に達しました。
これらの要因が重なり、イーサリアムは依然として厳しい市場環境に直面しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c4f12f444b391fe814491903ffbcd6e571e97f13
イーサリアムに関するコメントは多様な意見が寄せられました。
特に、報酬や特典があるにもかかわらず、価格が下落し続けていることに対する疑問が多く見受けられました。
「元が下落しているのに特典があっても意味がない」といった意見や、「最近の最高値が全く伸びない」との指摘がありました。
さらに、暗号通貨全般に対する不安も表明されており、「技術的な問題が多く、投機マネーによるお祭りのようだ」との意見がありました。
これに対し、希望的な見方もあり、「秋までのアップデートで革命が起きることを期待している」といった期待を込めたコメントも存在しました。
また、過去に高値で購入したことを後悔する声や、今後の価格動向について「まだまだ下がる」と予測する意見もありました。
全体的に、イーサリアムの将来に対する期待と不安が交錯している印象を受けました。