イーサリアムL2「Base」が新機能「Flashblocks」を実装し、トランザクションの確定時間を大幅に短縮。最速のEVMチェーンを目指す。
この機能は、ブロックタイムを複数に分割し、約200〜250ミリ秒ごとに生成される部分ブロックを利用して、トランザクションを迅速に完了させるものです。
Flashblocksは、ブロックチェーンにおける最大抽出可能価値(MEV)の悪影響を軽減することを目的に、研究機関「Flashbots」によって開発されました。
この技術は、すでにユニスワップラボが開発した「Unichain」にも実装されています。
Baseによれば、Flashblocksの導入により、ブロックタイムが実質的に10分の1に短縮され、これによりBaseは最速のEVMチェーンとなる見込みです。
さらに、ユーザー体験とセキュリティを向上させるための「Smart Wallet サブアカウント」機能もテストネットでのサポートが開始されました。
また、Base上に構築される新しいL3アプリケーションチェーン「Base Appchains」のメインネットサポートも発表されました。
現在、FlashblocksとSmart Wallet サブアカウントはテストネットでのみ利用可能ですが、2024年第2四半期にはメインネットでのサポートが予定されています。
Baseは、暗号資産取引所コインベースによってオープンソースの「OP Stack」を用いて構築されたブロックチェーンであり、これにより独自のレイヤー2チェーンを開発者が立ち上げることが可能となります。
MEVとは、ブロック生成においてトランザクションの組み込みや順序変更を通じて得られる利益のことを指します。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/735b58f9fe9c2855fbac866552c0de59ca16825e