コオロギ食の企業が倒産し、SNSでの否定的な声が広がる中、業界は厳しい状況に直面しています。
特に、株式会社MNHの取締役社長である小澤尚弘氏は、コオロギ食市場の縮小傾向を危惧している。
2020年から2022年にかけてはコオロギ食の売上が急増したものの、現在はその関心が薄れており、以前のような売上には戻っていないという。
特に、昨年には国内生産量ナンバーワンのグリラスが自己破産し、その背景には「コオロギ給食」の炎上があると小澤氏は語る。
2022年、グリラスが提供したコオロギを使った学校給食は、当初は好意的に受け取られていたが、SNS上での否定的な反応が広まり、炎上に至った。
これにより、コオロギ食全般に対する否定的な声が増え、企業の取り扱いも減少した。
SNSでは「コオロギは毒」「妊婦に良くない」といった根拠のない情報が流れ、科学的な裏付けがないために反論も難しい状況が続いている。
小澤氏は、コオロギ食が選択肢の一つであることを訴えつつも、現状の厳しさを認識している。
コオロギ食の将来は、SNSの影響や消費者の意識によって大きく左右される可能性がある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/41a2f6a298985a2d19c9cebfa0491987cdc24c0c
コオロギ食企業の倒産に関するコメントは、コオロギ食の必要性や受容についての疑問が多く寄せられました。
特に、日本での昆虫食の普及が難しいとの意見が目立ち、商業的な成功にはさらなる工夫が必要だと指摘されていました。
食糧危機に対する解決策としての昆虫食の期待はあるものの、現状ではニーズが低く、特に給食などでの強制的な提供に対する懸念も多くの人々から表明されました。
昆虫食のメリットや実用性について慎重な姿勢が示されており、過去に食べられていたイナゴなどの昆虫食と比較する意見もありました。
また、コオロギ食を取り入れる際には、消費者の抵抗感を考慮し、段階的に普及させる必要があるとの意見もありました。
さらに、昆虫食に対する文化的な背景や、他の動物性たんぱく質との比較が求められる中で、消費者の興味を引くための適切なアプローチが必要だという意見もありました。
全体として、コオロギ食の未来に対する期待と懸念が交錯している状況が浮き彫りになりました。
ネットコメントを一部抜粋
商売として考えれば、ニーズもウォンツも低い中、かなりの無理筋だと思う。
昆虫食を否定はしないが、今のところメリットも必然性もあまり感じられない。
コオロギは早すぎたのではないかと思っている。
プロテインクライシスは実際に起こる問題で、昆虫食などにより解決しなければならない。
時期が早すぎたと思うけどね。