グレースケールがヘデラ(HBAR)の投資信託をナスダックに上場するための提案書をSECに提出。承認されれば現物ETFとして取引開始へ。
この提案が承認されれば、グレースケール・へデラ・トラストは現物ETF(上場投資信託)として取引が開始されることになります。
提出された申請書は、1934年の米国証券取引所法に基づく「19b-4申請書(FORM 19b-4)」として分類されており、SECがこの書類を受理した後、審査が行われ、承認または却下が決定される流れとなります。
提案書には、ヘデラの信託受託者として米デラウェア州に拠点を置くCSCデラウェアトラスト(CSC Delaware Trust Company)が指定されており、HBARの保管機関(カストディアン)にはコインベースカストディトラスト(Coinbase Custody Trust Company)が選ばれています。
また、信託資産の管理者および証券代行(トランスファーエージェント)には、バンクオブニューヨークメロン(BNY Mellon)の資産サービス部門が予定されています。
この「19b-4申請書」は、自主規制団体が規則の変更を行う際にSECに提出する必要がある書類であり、通常は「S-1申請書(FORM S-1)」が先に提出され、その後に「19b-4申請書」が提出されます。
ナスダックは、今年2月21日にも暗号資産投資企業カナリー(Canary)が運営するヘデラ現物ETFの上場に向けた提案書をSECに提出しており、暗号資産市場におけるETFの導入が進んでいる状況です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/898714135ca84899ce8b494256c5ad25a11ddab3