TOPPANの新サービスで都市災害リスクをデジタルツインで可視化

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TOPPANがデジタルツイン技術を用いた都市災害リスク可視化サービスを開始。自治体の防災対策を支援し、訓練や教育に役立てる。

要約するとTOPPANは2023年3月5日、都市のデジタルツイン技術を用いた新しい災害リスク可視化サービスを発表しました。

このサービスは、自治体の災害対策、訓練、防災教育を支援することを目的としています。

具体的には、3Dデジタル空間に現実の都市を再現し、防災施設や住民の分布などの地域情報を登録することで、災害発生時の被害状況や避難行動を仮想的に再現し、その状況を可視化します。

これにより、さまざまな条件をデジタル空間で検討し、防災・減災活動に役立てることが可能です。

また、災害時に基づく訓練シナリオをAIが自動生成し、防災教育に活用できるCG出力も行います。

地域情報としては、人口、避難所、病院などがデジタルツインに反映され、3Dマップ上での被害状況の可視化が実現されます。

これにより、被害件数や避難者数のレポート出力が可能となり、さまざまな条件での比較検討も容易になります。

TOPPANによると、従来の防災計画は過去の経験に基づく想像に依存していたため、災害の激甚化や複雑化に対応するには限界がありました。

そこで、デジタルツイン技術を活用して自治体防災の高度化と効率化を図ることを決定しました。

今後は津波、河川の氾濫、高潮、地震、土砂、火災などへの対応も進める予定です。

また、国土交通省が進める「PLATEAU」の3D都市モデルを活用したデジタルツイン構築にも対応しています。

利用価格は、自治体が災害シミュレーションデータを活用する場合、初期費用が560万円から、年間利用料が140万円(保守を含む)となっており、地図データやシミュレーション計算の費用は別途発生します。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f081d07a30317979b794197382133a8390f656ca

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