カージナルスはFA補強ゼロのまま、リリーフ投手の補強を模索中。キットリッジ退団の影響でブルペン強化が急務となっている。
地元紙「セントルイス・ポスト=ディスパッチ」のデリック・グールド記者によると、退団したアンドリュー・キットリッジの穴を埋めるため、カージナルスはFA市場での補強を検討中だ。
現状、カージナルスはFA補強ゼロであり、ロースターの新戦力はウエーバーで獲得したロデリー・ムニョスとベイリー・ホーン、金銭トレードで獲得したマイケル・ヘルマンの3人のみである。
全30球団の中でFA契約を結んでいないのはカージナルスだけという状況だ。
さらに、カイル・ギブソン、ランス・リン、キーナン・ミドルトンのオプションを破棄し、キットリッジや元MVPのポール・ゴールドシュミットの移籍も影響している。
ノーラン・アレナドのトレード交渉が不調に終わり、編成本部長ジョン・モゼラックが目指していたロースターの「リセット」も進展が見られない。
FA市場にはデービッド・ロバートソンといった実績のあるリリーフ投手が残っているが、予算オーバーの可能性が高く、年齢的にもワールドシリーズ制覇を狙う球団への移籍を希望するだろう。
ロバートソン以外にもフィル・メイトン、クレイグ・キンブレル、ブルックス・レイリー、ウィル・スミスといった選手がFA市場に残っているが、カージナルスにとっては適切な補強が難しい状況だ。
昨季リーグ最多の37ホールドを挙げたキットリッジの穴を埋めるのは容易ではないが、ライアン・フェルナンデスやジョジョ・ロメロ、ジョン・キングといった現有戦力の活躍が求められる。
ブルペン全体で戦力ダウンをカバーしていく必要がある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/846b858ca5595f3627f47c520f5ccd5ed9573a83