2025年のクラシックカーイベントで、トヨタ「セラ」が注目を集めました。広いガラスエリアとバタフライ式ドアが特徴のこの車は、30年経ってもその魅力が色あせず、多くの来場者を惹きつけています。
このイベントに出展した四ツ葉オートは、トヨタ「スポーツ800」(通称“ヨタハチ”)の専門ショップで、例年多くの希少なヨタハチを展示していることで知られています。
しかし、今回はセラが展示され、来場者から驚きの声が上がりました。
セラは1990年に発売された1.5リッターエンジンを搭載したコンパクトな2ドアクーペで、1987年の東京モーターショーで発表されたコンセプトカー「AXV-II」を基に開発されました。
セラの特徴は、広いガラスエリアと「ガルウイング」とも呼ばれるバタフライ式ドアです。
このドアは、フロントウィンドウの上部から上に開くもので、特にスーパーカーに多く見られるデザインです。
セラはその未来的なデザインと独特のドア構造によって、当時大きな話題を呼びました。
1996年に販売が終了してから約30年が経過した今でも、セラは伝説のクルマとして語り継がれています。
今回の展示では、セラの作りの良さやデザインの完成度、そしてそのバタフライドアの迫力に感動する来場者が多く、四ツ葉オートが所有するこのセラは新車同様の状態で、長時間じっくりと観察する人も見受けられました。
セラの再評価が進む中、クラシックカーイベントでの存在感は今もなお色あせていないことを示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/44e84534c789d8df551d3c5760e20ad74b9543d8
トヨタ「セラ」がクラシックカーイベントで再評価されたことに関するコメントは多岐にわたりました。
乗り心地やデザインの魅力について語られる一方、実用性に対する疑問も多く寄せられていました。
知人が乗せてもらったというコメントでは、金魚鉢のような状態で、特に酷暑には耐えられないという意見がありました。
また、冬季限定車であるため、UVガラスがないことから夏には大きめの帽子が必要だったという実体験も共有されていました。
さらに、セラはライトウェイトスポーツカーとしての位置づけがありながらも、実際にはセクレタリーカーとしての側面も指摘され、過去のモデルとの比較が行われました。
特に、1965年のパブリカをベースにしたトヨタスポーツ800や1990年のスターレットをベースにしたセラの位置づけが話題となり、安価で小型のライトウェイトスポーツが求められる中で、セラはカルトカーとしての印象を持たれていたようです。
ドアの開き方に関しても、ガルウィングではなくディヘドラルドアであるという指摘がありました。
全体的に、セラは可愛らしさや特異性が評価される一方で、実用性や走行性能については賛否が分かれていました。
ネットコメントを一部抜粋
確かに金魚鉢の中にいるような状態です。
夏は大きめの麦わら帽子が必要だし、暑すぎてたまらん車だった。
セラは「かっこいい!」というより「あーあれね」という扱いだった。
可愛い女の子が乗ってるとイカしてたね、乗り手を選ぶ車。
夏地獄の車なつかしい。