北朝鮮恵山市の密輸取り締まり強化とその影響

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

北朝鮮の恵山市で密輸や脱北の取り締まりが強化され、保衛局が成果を上げたとして表彰された。コロナ以降の国境封鎖政策が影響し、内部の監視体制が厳しくなっている。

要約すると北朝鮮の恵山市は、密輸や脱北の「最後の拠点」として知られ、長年にわたり中国との国境を越えた活動が行われてきた。

しかし、金正恩政権の厳しい取り締まりが進む中、2023年9月に保衛局(秘密警察)がこの地域での取り締まりの成果を上げたとして表彰を受けたことが明らかになった。

恵山市は鴨緑江を挟んで中国の吉林省長白県と接しており、川幅が狭いため密輸や脱北が行いやすい環境にあった。

特に、朝鮮族が多く住む長白県との関係が密接であったため、越境活動は活発であったが、2020年のコロナ・パンデミック以降、国境封鎖政策が強化され、取り締まりが厳しくなった。

保衛局は、特に中国の携帯電話の密輸に神経を尖らせており、これが外部とのコミュニケーション手段として重要であるため、取り締まりが強化されている。

取材協力者によれば、保衛局は中国の携帯電話を使用していた住民を洗い直し、尋問を行っているほか、収入に合わない支出を通報させるための報奨金制度も導入している。

こうした厳しい監視体制の中で、恵山市の保衛局が表彰されることは、取り締まりの成果を示すものであり、北朝鮮内部の状況がますます厳しさを増していることを示唆している。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0ea99f3ad0c0959908c36419b37e4728a14f4782

関連URL

2025年最新!北朝鮮のニュースに関するまとめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。