日本のIPビジネスは11兆円規模で、ポケモンやワンピースなどが海外展開の可能性を秘めています。PwCの分析によると、クリエイターエコノミーの成長が顕著で、イベント関連のポテンシャルが高いとされています。
PwCコンサルティングの分析によると、日本のIP市場規模は推定で11兆円に達しており、これは政府が発表した4.7兆円を大きく上回る数字です。
これにはキャラクターグッズや音楽の売り上げ、動画配信プラットフォームでの広告収益、さらにはアニメ主題歌を手がけるアーティストのイベント消費額も含まれています。
特に、クリエイターエコノミーの成長が顕著で、約2兆2000億円がこの分野からの収益として計上されています。
さらに、違法流通の市場規模も約2兆円に達しており、これらを合計すると、少なくとも11兆円が海外で消費されている計算になります。
PwCの岩崎明彦ディレクターは、国産コンテンツの海外展開には大きなチャンスがあるとし、特にイベント関連のポテンシャルが高いと指摘しています。
現時点ではゲーム機やプラモデル、中古品などは含まれていないため、実際の市場規模はさらに拡大する可能性があります。
日本のIPビジネスは、政府のクールジャパン戦略とともに、今後の成長が期待される重要な分野となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/474e5d88c20f8040c732fa7874d18db68654d4c8
国産IPの経済規模と海外展開に関するコメントでは、日本のアニメやゲームの人気が国際的に非常に高まっていることが強調されました。
特に、コミケのようなイベントが世界中から注目を集めていることが述べられ、海外の人々が日本の文化に対して興味を持っている様子が伺えました。
一方で、海外市場に合わせた結果、作品に修正や規制が入ることでコンテンツが歪められるという懸念も示されました。
また、ゲーム実況の収益が権利者に入らないことが業界にとっての課題として挙げられ、これが業界の資金に余裕を持たせるための重要な要素であるとされました。
さらに、GEM standardによると、ワンピースと鬼滅の刃の市場価値が同等であることが報告され、特に鬼滅の刃がコラボグッズや映画での収益を上げていることが注目されました。
日本のIPは、現実には存在しないコンテンツでありながら、収奪されることなく持続可能な利益を生む産業として、政府の関心を引く存在であるとも言及されました。
最後に、ポケモンの新作に対するユーザーの不満や、海外と日本の文化の受け取り方の違いについても言及され、様々な視点から日本のIPの現状が論じられました。
ネットコメントを一部抜粋
自分はコミケに行くのが長年の夢なんです。
ワンピースと鬼滅の価値はほとんど同じ規模と公表された。
ゲーム実況の収益が権利者に入らない点が勿体ないと思った。
海外に合わせた結果、コンテンツを歪めてしまう弊害もあった。
日本のIPの海外人気は想像以上に凄いと感じた。