配信者向けカラオケサービスの収益化問題とJASRACの影響

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

JOYSOUNDが配信者向けカラオケサービスを開始したが、著作権問題で収益化停止の報告が相次いでいる。JASRACとの関係が影響を及ぼす可能性も。

要約すると2023年10月29日、カラオケ大手のJOYSOUNDが新たに「カラオケJOYSOUND for STREAMER」というサービスをPCゲームプラットフォーム「Steam」で公開しました。

このサービスは、ライブ配信や動画投稿者向けに特化したカラオケ機能を提供し、特にVTuberや配信者の間で人気の「歌枠」配信をサポートするものです。

カラオケ音源を配信に使用する際には、通常、著作権者への許諾や配信料が必要ですが、法人契約を結んでいる企業所属のYouTuberやVTuberはこの手続きが比較的スムーズです。

しかし、個人の配信者にとっては、こうした手続きが非常に難しいのが現状です。

そこで、JOYSOUNDは個人でも利用しやすい形でカラオケ音源を提供することを目指し、3ヶ月1万円でのサービスを開始しました。

このサービスは、初めは「収益化が可能」との期待を集めましたが、実際には一部の配信者から「収益化が停止された」という報告が寄せられています。

特に、あるVTuberがこのサービスを利用したところ、著作権に基づく申し立てにより配信アーカイブの収益化が停止されたとのことです。

さらに、彼らが異議申し立てを行った際には、JASRACからの申し立てが依然として有効であるとの返答があったとされています。

ここで重要なのは、サービスのガイドラインにおいて「収益化を保証するものではない」と明記されている点です。

収益化は、動画サイトの機能を利用した寄付やカンパを通じて行われることを前提としており、広告収益が得られる保証はないことが示唆されています。

このように、配信者向けカラオケサービスの導入は期待される一方で、著作権の難しさが改めて浮き彫りになった形です。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f345542954347a694dfecdb505b2dfeedcae6d92

ネットのコメント

配信者向けカラオケサービスに関するコメントでは、JASRACの著作権管理が収益化に与える影響について多くの意見が寄せられていました。

特に、JOYSOUNDの表記が誤解を招き、収益化ができないと感じた配信者が多かった点が強調されていました。

コメントの中には、通常の歌配信ではインスト音源を自分で用意しなければならず、YouTubeのContent IDによって広告収入が権利者に支払われるため、配信者には実質的な収益が入らないという指摘もありました。

さらに、JASRACとの契約が必要であることや、配信者がスパチャのみで収益化される点についても疑問が呈されていました。

利用者は、手続きの煩雑さや月額料金に見合ったサービスが提供されていないと感じ、全体的にサービスの利便性と収益化の難しさが浮き彫りになっていました。

また、JASRACの管理体制や文化への影響についても懸念が示され、著作権を守りつつ収益化を促進する方法が求められていることが伺えました。

ネットコメントを一部抜粋

  • 著作権管理システムってどこまで適用されるんでしょうか
  • JOYSOUND for Streamerの表記が紛らわしいと思います。

  • これ、JASRACの利用権って動画配信サイト側が包括契約とかしていないとアウトになるんじゃなかろうか
  • 収益化云々を最初に出すなら、ジョイサウンド側が煩雑な手続きを含めて一括で配信者に対して収益化できるように動くべきだと思うんだけどね?
  • 音楽って、世の中の人に聴いてもらってこそ価値のあるものだよね?

関連URL

2024年最新!Steam(スチーム)のニュースに関するまとめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。