東京大空襲を生き延びた元木キサ子さんが、当時の恐怖や悲劇を語る。彼女は両親を失い、孤児となった経験を持ち、戦争の記憶を伝え続けている。
要約すると東京大空襲の記憶を語る元木キサ子さん（90）は、80年前の3月10日に起きた悲劇を振り返る。
彼女は当時10歳で、空襲によって両親や兄弟を失い、孤児となった。
元木さんは、東京の菊川に住んでいたが、1944年夏から千葉県に疎開していた。
しかし、1945年3月4日に父親が訪れた後、わずか1週間で大空襲が発生した。
彼女の家族は、地域の困窮者を支援するための防空壕を備えた建物に住んでおり、空襲の日も母親の指示で防空壕に避難することになった。
元木さんは、弟の手を引きながら防空壕から逃げ出すが、外は火の海と化していた。
「焼死体が道路に広がり、橋の上には山積みになっていた」と彼女は当時の光景を語る。
逃げる途中、元木さんは轟音と人々の叫び声に包まれ、混乱の中で弟とはぐれてしまう。
彼女の心に焼き付いた恐怖の記憶は消えることがない。
元木さんは、東京大空襲を語り継ぐイベントで、当時の出来事を語り続けており、その経験を通じて戦争の悲惨さを伝えたいと考えている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2e3b038a61bb4471cc96adc4a42facd73a219aa4