トルドー首相が退任演説で国民の団結を呼びかけ、米国との貿易戦争への対応を強調。新党首にマーク・カーニー氏が選出される見込み。
要約するとカナダのジャスティン・トルドー首相が退任を控え、オタワで行われた自由党の代表選出行事にて離任演説を行った。
彼はこの演説で「全世界がカナダ人はどうするのかを見守っている」と述べ、国民の団結を強調した。
トルドー首相は、米国との貿易戦争や高物価、住宅問題、移民問題などに直面し、支持率が低下した中での演説だった。
彼は「カナダが地球上で最高の国になるようにする責任がある」と訴え、国のアイデンティティを定義する重要な時期にあると指摘した。
特に、トランプ大統領の関税政策に対抗するための団結した対応が必要であるとし、「ヒジを上げて戦う国」という表現を用いてカナダの国民スポーツであるホッケーに触れた。
この言葉は、トランプ政府に対するカナダ人の反感を象徴するものである。
トルドー首相は、党のことだけでなく国への愛を示すことを求め、国民に挑戦的で団結した姿勢を維持するよう呼びかけた。
彼は2015年から約9年間首相を務めてきたが、最近の支持率低下や政治的危機を受けて、後任が決まり次第辞任する意向を示していた。
自由党は新党首に経済政策専門家のマーク・カーニー氏を選出し、彼がカナダの24代目首相になることが予想されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f1e7570538541d1b442d2a568a8043957a224951