Dynabookが新たに発表したXRグラス「dynaEdge XR1」は、生成AIを活用した業務効率化を目指す事業戦略の一環で、リモートワークの効率を高めることが期待されています。
この戦略は、特にBtoB市場に向けて業務プロセスの効率化や売上拡大を目指すもので、生成AIを安全に活用できる環境の提供が主な目的です。
発表の中で注目を集めたのが、NTTと共同開発した眼鏡型XRグラス「dynaEdge XR1」です。
このデバイスは、PCの画面を拡張し、最大で3画面のマルチディスプレイを実現します。
特に、周囲に人がいる環境でも作業を続けられる点が強調されており、狭い空間でも大画面で作業できる利便性がアピールされています。
Dynabookの熊谷明氏は、事業戦略の基本方針として「安心して安全な生成AIを活用していただける環境を提供する」ことを掲げています。
これに基づき、AI PCとXRグラス、オンプレミス生成AI、PCライフサイクルマネジメント(LCM)を柱に据えています。
さらに、オンプレで利用できる生成AI環境として、AIワークステーションやAIサーバの設置を提案しており、機密情報を活用できる生成AIアプリの開発支援も行います。
これにより、企業は日常のワークフローを自動化するアプリや、社内規定についての質問に自動で回答するチャットボットをローコードで作成できるようになります。
また、PCの使用状況を可視化し、運用を自動化する「PCアセットモニタリングサービス」も提供され、これにより不意の故障やバッテリー劣化を防ぐことが期待されています。
PCライフサイクル管理を代行するLCMセンターも新たに設けられ、受け入れ台数が1.5倍に拡大される予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9f768b384df4e6ef511e225714c8f650c4c87fd7