韓国青年世代の結婚・出産に対する否定的感情の実態

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韓国の若者が結婚・出産に対して抱く感情は「幸福」よりも「悲しみ」や「恐怖」が多く、経済的な不安が影響していることが明らかに。

要約すると韓国の若者たちが結婚や出産に対して抱く感情は、従来の「幸福」というイメージとは裏腹に、「悲しみ」「恐怖」「嫌悪」といった否定的な感情が支配的であることが明らかになりました。

この研究は、非営利の民間研究機関「韓半島未来人口研究院」が行ったもので、昨年11月から今年にかけて、会社員コミュニティ「ブラインド」に投稿された約5万件のコメントを分析した結果を基にしています。

結婚に関するコメントの32.3%が「悲しみ」に分類され、次いで24.6%が「恐怖」とされました。

出産に関しても、「嫌悪」が23.8%、恐怖が21.3%と高い割合を示しています。

このように、結婚や出産に対する幸福感がわずか9.3%と低いことから、若者の間で否定的な認識が根付いていることが浮き彫りになりました。

特に、結婚関連のコメントで最も多く登場したキーワードは「お金」で、28.9%を占めました。

出産に関するコメントでも、お金は上位5位に入っており、13.2%の頻度で言及されています。

また、「家」というキーワードも育児に関連するコメントで頻繁に見られました。

この分析結果から、韓国の青年世代は結婚や出産に対して経済的な不安を強く感じていることが伺えます。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f86f49d14b7788ff82360e15371826e8cda42fc2

ネットのコメント

韓国の若者たちが結婚や出産に対して否定的な感情を抱いている背景には、経済的な不安や社会的なプレッシャーがあったようです。

多くのコメントでは、結婚や出産を「悲しみや恐怖」と感じる人が多く、今後の出生数の減少が確実視されていました。

特に、年間出生数が維持できたとしても、100年後の人口が大幅に減少する可能性が語られ、深刻な問題として捉えられていたのです。

また、義務感や親の期待、社会のしがらみ、過労の不安などが結婚を避ける理由として挙げられ、独身生活を選ぶことが安心で満足できる選択肢として認識されていました。

さらに、長寿国における少子化の現象は、生物としての本能的な判断に起因しているのではないかという意見もありました。

経済成長の停滞や物価の高騰、若年層の就職難なども影響し、社会全体に閉塞感を感じているという意見が多かったです。

日本の若者も同様の状況にあるとの指摘があり、国を超えた共通の問題として認識されていたようです。

ネットコメントを一部抜粋

  • 悲しみ・恐怖と感じる人が多い時点で今後も出産数が伸びないことは確実。

  • 義務感や親の期待、イエのしがらみ、過労不安などもあるかも。

  • 今のご時世は色んなことを楽観的に考えにくい。

  • 日本でも似たり寄ったりな気がする。

  • 韓国の若者がそう思っているなら、韓国大好きな日本の若者も同じになる。

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