桑原拓が5回55秒でKO勝ちし、復帰戦を飾る。ダウンを喫しながらもスピードと強打で試合を支配し、再び世界を目指す意気込みを語った。
要約するとボクシングの52キロ契約8回戦が11日、東京・後楽園ホールで行われ、前東洋太平洋フライ級王者の桑原拓(29)がインドネシアのハムソン・ラマンダウ(30)に対し、5回55秒でKO勝ちを収めた。
この試合は桑原にとって、昨年5月にWBA同級王者ユーリ阿久井政悟に判定負けして以来の復帰戦であった。
試合序盤、桑原は2回に出合い頭のパンチを受けてダウンを喫するという予想外の展開に見舞われたが、その後は持ち前のスピードと強打を駆使して試合を支配。
特に、最後のラウンドではカウンターの左ボディ一撃でラマンダウに10カウントを聞かせ、見事な再起を果たした。
試合後、桑原は「1ラウンドで相手を見切ったと思って、2回は陣営と『入りだけ気を付けよう』と話していたが、思い切りもらってしまった」と振り返りつつも、冷静に立て直してKOにつなげられたことに満足感を示した。
さらに、桑原は「フライ級の世界戦線にもう一度絡んでいけるように、もう一回世界を目指します」と意気込みを語り、主要3団体でWBA7位にランクインしていることもあり、この勝利が世界への再出発となることを期待させる内容となった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/163835e36abc95b4aebf55bda25f0d80c7f773dd