石破首相が高額療養費制度の自己負担上限引き上げの方針変更を謝罪。混乱を招いたことを認め、患者団体との早期の面会が必要だったと反省の意を表明。
立憲民主党の野田佳彦代表からの質問を受け、石破首相は、25年度予算案が衆院を通過した後、参院での審議が始まるや否や全面凍結を決定したことが混乱を招いたと認めた。
野田氏は、政府の方針変更が参院の審議開始からわずか3日後に行われたことを指摘し、「衆院の審議は何だったのか」と疑問を呈した。
さらに、野党が再三要求していた患者団体との直接の面会が参院審議中にずれ込んだことについても「衆院の予算審議が佳境に入った時に、接するべきだった」と苦言を述べた。
これに対し、石破首相は「ご指摘はその通り」とし、患者団体の理解を得るための判断が誤っていたことを認めた。
彼は「もっと早く患者団体の訴えを聞くべきだった」と反省の意を示し、衆院の段階で患者団体に会っておくべきだったと謝罪した。
また、全面凍結の方針についても「患者の方の納得をいただかずに通すことは、ご理解をいただけないと心情的に思った」と述べ、患者の意見を尊重する重要性を強調した。
今回の一連の発言は、国会審議における政府の対応がいかに重要であるかを再認識させるものであり、今後の政策決定においては、より早期に関係者との意見交換を行う必要があることを示唆している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b550f8b3193dfeddf998415761a571fb767e4e68
石破首相が高額療養費制度の判断ミスを謝罪したことが報じられると、ネット上では多様な意見が寄せられました。
多くのコメントが、医療費負担の軽減や制度の見直しの必要性を訴えました。
特に、医療費の負担が家庭を崩壊させるリスクについての指摘があり、国民の生活に密接に関連する問題として、政治家の責任が求められているという意見が目立ちました。
また、石破氏の謝罪を評価する声もあり、過去の政治家と比較して潔さを感じるとの意見がありましたが、一方でその判断が遅すぎるとの批判も見受けられました。
さらに、外国人による医療制度の不正利用や、議員の高額所得との乖離についても言及され、国民の感情と政治家の理解とのギャップが問題視されていました。
石破氏が「私の判断が間違いだった」と認めたことは、過去の政治家に比べて評価される一因となったものの、今後の具体的な対策や責任を果たす姿勢が求められるとの意見も多く見られました。
コメント全体を通じて、国民の生活に直結する問題に対する政治の姿勢が厳しく問われている印象が強く、石破首相の今後の行動が注目される結果となりました。
ネットコメントを一部抜粋
与党が野党の意見に従い予算修正を行うことを批判するべきではないと思った。
医療費に関して、不正による医療行為により莫大な保険金が失われていると指摘された。
高額療養費見直しは全然ありだが、見直すべきところが検討違いだと感じた。
国会議員は全員がしっかりと責任を負わないといけないと思った。
石破さんは、自分の判断が間違いだったと認めるのは素晴らしいことだと思った。