総務省が「宇宙戦略基金」第二期の5つのテーマ案を発表。約450億円を衛星技術開発に投資し、商用サービス実現を目指す。
要約すると総務省は2023年3月11日に「宇宙戦略基金」第二期の実施方針の素案を発表し、衛星関連の技術開発に向けた5つのテーマを設定しました。
この取り組みには、総額で約450億円が投資される予定です。
文部科学省や経済産業省も関連する予算を持ち寄り、正式決定後にはJAXAによる公募が開始される見込みです。
具体的なテーマは以下の通りです。
まず、衛星光通信を利用したデータ中継サービスの実現を目指す研究開発があり、商用利用可能な技術の確立に向けて235億円が支援されます。
次に、衛星光通信端末間の相互接続技術の開発があり、こちらには30億円が投じられます。
さらに、衛星光通信の普及を見据えた衛星バスおよび光通信端末の開発に関するフィージビリティスタディが行われ、4億円の支援が予定されています。
また、国際競争力のある通信ペイロードの技術開発には58億円が支援され、最後に衛星通信と地上ネットワークの統合運用を目指す周波数共用技術の開発には110億円が投資される計画です。
これらの取り組みは、2030年代以降の市場ニーズに対応し、国内外での競争力を高めることを目的としています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/666cf556ebb0895606f4c20f6ee6934ad8fd116a