エレコムが世界初のナトリウムイオンモバイルバッテリーを発表。安全性と長寿命が特徴で、アウトドアにも適した新技術を搭載。
リチウムイオン電池は小型で軽量ながら、高温や衝撃に弱く、発火事故の原因となることが多いのが課題でした。
また、サイクル寿命も約500回と短く、使用するにつれて容量が減少してしまいます。
これに対し、ナトリウムイオン電池は、安全性が高く、発火しにくい特性を持ち、-35度から50度までの広い温度範囲で使用可能です。
サイクル寿命も約5,000回と、リチウムイオン電池の10倍に達します。
さらに、ナトリウムは海水や地殻に豊富に存在するため、供給リスクが低く、環境負荷も少ないのが大きなポイントです。
価格は9,980円で、容量は9,000mAh、最大出力は45Wです。
一般的なモバイルバッテリーよりも高めですが、長期間使用できることを考慮するとコストパフォーマンスは優れています。
特に、アウトドアや過酷な環境での使用に適しており、長持ちするため、毎日使っても13年使える計算になります。
ただし、ナトリウムイオン電池はエネルギー密度が低いため、重量は約350gとリチウムイオン電池の1.5倍ほど重くなっています。
この点を考慮しつつ、安全性と耐久性を重視するユーザーにとっては、選ぶ価値がある製品と言えるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1f2edf8276af0932abd4a10499c6b4ab72165e22
エレコムのナトリウムイオンモバイルバッテリーに対するコメントは、主にその長寿命や安全性に対する評価が多く見受けられました。
リチウムイオン電池と比較して、約10倍の寿命を持つことや、価格が約1万円である点に対して「お得感」を感じる意見がありました。
一方で、サイズや重量が大きいことに対する懸念も多く、特に「スマホより重いのは辛い」といった声がありました。
さらに、現在のモバイルバッテリー市場の変化を考慮し、「数年後には軽量で安価な類似品が出てくるのではないか」という意見もありました。
安全性については、リチウムイオン電池に不安を抱くユーザーにとっては魅力的な選択肢であるとの意見がありましたが、実際に発火した経験がある人は少なく、安全性を気にする人がどれだけいるのか疑問視する声もありました。
また、量産化が進むことで価格が下がることを期待する意見があり、技術の進歩に対する期待感も見られました。
全体として、エレコムの新型バッテリーには期待と不安が入り混じり、今後の市場動向に注目が集まっている状況です。
ネットコメントを一部抜粋
リチウムイオン電池に比べて10倍長く使えてお値段が約1万円。
これは普及して欲しいですね。
13年以上使えるてのは確かに凄いが、13年後のモバイルバッテリー事情は「まず間違いなく」まったくの別物になってるだろうからな。
容量、大きさ(重さ)、値段のバランスが良い物が売れる。
安全性を考えたらアリだと思うけど、ここまでお金をかけたくないし、大きさ重量はネックかな。