フィリピンのドゥテルテ前大統領がICCの審理にオンライン出席。麻薬戦争に関する罪状で、主権の侵害を主張する声も。
ドゥテルテ氏は、フィリピン南部ダバオで市長を務めていた2011年から2019年にかけて、多くの麻薬密売人や中毒者を殺害したことが「人道に対する罪」として問われています。
彼は11日にフィリピンで逮捕され、翌日にはオランダ・ハーグにあるICCに移送されましたが、移送の長時間によりオンラインでの出席が許可されました。
14日の審理では、公判の開始に向けた手続きが行われ、氏の名前や生年月日、起訴内容の確認が行われましたが、罪状認否の機会は与えられませんでした。
ドゥテルテ氏は、外国勢力への引き渡しを「国の主権の侵害」として反発し、弁護人も「主権国家の元大統領の誘拐であり、政治的な行為だ」と非難しました。
この事件は、ドゥテルテ政権下の厳しい麻薬取り締まりに対する国際的な反発を再燃させており、フィリピン国内外で注目を集めています。
ドゥテルテ氏のオンライン出席は、国際法と国家主権の観点からの重要な議論を引き起こす可能性があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/87ac5b6001b982abbefd782ba45a0fcd67965a1f
ドゥテルテ前大統領のICCオンライン審理に関するコメントは、様々な視点が交錯していました。
多くのコメントでは、発展途上国における麻薬戦争への強権的なアプローチが支持される一方で、先進国とは異なる治安の現状を理解する必要があるとの意見がありました。
特に、ドゥテルテ氏の施策によってフィリピンの治安が改善されたとの評価が見られました。
これに対し、ICCの裁判が行われること自体に違和感を感じるコメントもあり、特に「人道に対する罪」としての殺害行為が問題視されていました。
さらに、ドゥテルテ氏をICCに引き渡したマルコス大統領の意図についても言及され、政治的な動機が絡んでいるのではないかという指摘がありました。
また、一般国民の意見や、他国の指導者に対する姿勢についても言及され、国際的な視点からの考察が求められました。
全体として、ドゥテルテ前大統領の政策やICCの審理に対する関心が高く、複雑な感情が交錯している様子が伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
発展途上国での麻薬戦争を終わらせるには、強権的な大統領もやむを得ないと思う。
ドゥテルテ前大統領のお陰で、フィリピンの治安は圧倒的に良くなった。
直感的に殺害がマズいのはわかるんだけど、今ICCが裁く事の違和感がすごいある。
肝心の当事国の一般国人は何と思っているのだろう。
プーチン容疑者もはやく捕まえませんか。