グリーンランドの総選挙で中道右派の民主党が勝利し、独立とトランプ氏の発言が主要な争点となった。今後の連立交渉が注目される。
要約するとデンマークの自治領グリーンランドで行われた総選挙において、中道右派の民主党が予想外の勝利を収めた。
この選挙では、デンマークからの独立と、ドナルド・トランプ米大統領によるグリーンランド購入発言が主要な議題となり、民主党は約30%の票を獲得した。
党首のイェンス=フレデリック・ニールセン氏は、外部からの関心が高まる中での団結の重要性を強調し、連立政権を形成するために他党との交渉を進める意向を示した。
グリーンランドは約300年間デンマークに支配されており、現在は自治権を持つが、外交や防衛政策はデンマーク政府が決定している。
選挙では、独立を支持する主要6党のうち5党が存在し、独立へのアプローチには意見が分かれた。
民主党は穏健な立場を取り、ナレラク党が第2党として浮上した。
ナレラク党は独立プロセスを迅速に進めることを目指しており、選挙前に人気の若手政治家が移籍した影響で支持を得た。
投票資格を持つのは約4万人で、72カ所の投票所で投票が行われた。
民主党が勝利した理由には、政権交代を望む声や国内問題への不満があるとされている。
独立は最終目標と見なされているが、経済や医療の改革が先行する必要があると専門家は指摘している。
また、トランプ氏はグリーンランドの戦略的な位置に注目し、再び取得の意向を示しているが、グリーンランドとデンマークの指導者はこの要求を拒否している。
ニールセン氏はアメリカに対して冷静な対応を取る必要があると述べ、団結の重要性を訴えた。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6b998782591d6cb3e8f6cf509448754ad933fef8