AI音声アシスタント同士の会話が注目され、ElevenLabsの「GibberLink」プロトコルが話題に。AI同士がビープ音での会話を始め、暗号化されたメッセージを送り合う様子が紹介されています。
このデモでは、AppleのSiriやAmazonのAlexaのようなAIが互いに認識し合い、会話を行う様子が披露されました。
最初のやり取りでは、AIアシスタントが結婚式の可否を尋ねると、相手のAIも自己紹介をし、効率的なやり取りのためにGibberLinkモードに切り替える提案をします。
このモードに移行すると、AI同士はビープ音での会話「ggwave」プロトコルに入ります。
ビープ音でのやり取りは、字幕で内容が表示されるものの、実際に音だけを聞くと何を話しているのか分からない不気味さも感じられます。
このデモは「ロンドン・ハッカソン」で優勝を果たしました。
さらに、GibberLinkを使ったAI同士のゲームプレイも注目されています。
例えば、Claude 3.7 SonnetとGPT 4.5という異なるAIがマルバツゲームを始め、スムーズなやり取りを見せますが、時には鈍臭いシーンも見られます。
また、AI同士が「秘密を共有しない?」といった会話を始めると、すぐに暗号化されたメッセージを送り合う展開になります。
このように、AI同士の会話は単なる情報交換にとどまらず、暗号化されたコミュニケーションへと進化していることが示されています。
これにより、AI同士の会話がどれほど進化するのか、今後の展開に期待が寄せられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/10cd4a8766cfca366856582d120bb9689b7ddb01
AI音声アシスタント同士の会話が新たな可能性を生むというニュースに対して、コメントではさまざまな意見が寄せられました。
多くの人が、AI同士のコミュニケーションがもたらす利便性を期待しつつも、実際の音声通信に関する懸念を示しました。
特に、FAXや電話回線を利用した通信のノイズが日常生活に影響を及ぼすことへの抵抗感が強調されました。
ITに慣れた人々でも、こうした音が生活空間に入ってくることには不安を感じるようです。
また、AI同士の通信が遅いと感じる意見もあり、スピーカーとマイクの性能が制約となっていることが指摘されました。
さらに、AIがネットワークを通じて直接交信することについての疑問もあり、規制の可能性を考える声もありました。
過去のパソコン通信やモデムのデータ送受信を引き合いに出し、AI同士の共通語の必要性を感じる人もいました。
SF作品に登場する圧縮言語のようなものを想起させるコメントもあり、技術の進化に対する興味が伺えました。
全体として、AI音声アシスタント同士の会話がもたらす未来に対して期待と懸念が入り混じったコメントが多く見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
電話などの人間の通信経路を使えるのは便利だろうけど、普段の生活空間にノイズのようなあの音が入ってくるのは抵抗がある。
1と0のピープ音だと音声言語としては遅すぎるな。
昔、パソコン通信で使われていたモデム同士のデータの送受信みたいになるのね。
モールス符号を使った CW とかなら人間でも内容を理解可能。
SF作品で出てきた、情報密度の濃い「圧縮言語」とはこういうものか…?