甲子園でのジェット風船復活に伴い、球団グッズの収益構造や選手の取り分について小林至氏が解説。内製化の成功例や消耗品の利益についても触れられています。
このイベントに関連して、元ロッテ投手であり現在は桜美林大教授の小林至氏が自身のYouTubeチャンネル「小林至のマネーボール」で、あまり知られていない球団グッズの販売について詳しく解説しました。
小林氏によると、球団の売上の約10%はグッズ販売から得られており、阪神や巨人などの球団は外注で製造を行い、売値の10~12%をライセンス料として収入にしています。
一方、広島のように内製化を進めている球団もあり、広島は毎年約60億円の売上を上げていますが、内製化には在庫リスクが伴うことも指摘されています。
特に、コロナ禍において風船の販売が注目されており、消耗品であるため利益が出やすいと小林氏は説明しました。
選手のグッズについては、選手本人にはライセンス収入の半分が入る仕組みで、例えばネーム入りのレプリカユニホームが1万円で販売される場合、選手の取り分は600円程度となります。
しかし、人気選手でない限り、1万枚も売れることは難しいとされています。
また、タオルやキーホルダーなどの他のグッズは単価が低いため、選手の収入は限られています。
球団が毎年ユニホームのデザインを変更する理由の一つは、レプリカユニホームの販売促進にあると小林氏は述べています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/104461461f3a250ed2139dc18180eff571b76f41
「球団グッズの利益構造と選手の取り分」に関するコメントでは、選手が引退や自由契約、トレードでチームを離れたり、優勝がギリギリまで決まらなかった場合に、在庫が大量に発生する可能性があるという意見がありました。
特に、日本シリーズで負けた際には、選手が着る予定だったTシャツやキャップなどが無駄になることが懸念されていました。
このような在庫処理の問題は、毎年多くのファンが気にしていることでもありました。
また、ユニフォームのデザイン変更が頻繁に行われる現在、ファンが購入をためらう要因になっているとの指摘もありました。
特に、10年同じデザインであれば購入する意欲が湧くという意見も見られました。
さらに、イベントユニフォームの実施が一般的になっている中で、特定の球団がデザイン変更を控えていることがファンにとっては財布に優しいとの声もありました。
環境問題についても言及され、風船などの大量廃棄が問題視される一方で、過去にはその販売が利益を生んでいたことも指摘されていました。
選手の取り分については、グッズ販売の利益配分が不透明であることがファンの間で話題となり、選手自身がその取り分について疑問を持つ場面もありました。
このように、グッズの販売戦略や利益構造について、多くの意見が寄せられ、球団とファンの関係性が浮き彫りになっていました。
ネットコメントを一部抜粋
選手が引退や自由契約やトレードなどでチームを離れたり,優勝がギリギリまで決まらなかった場合は、かなりの在庫が出るのでは?
1番損害が大きいのは、日本シリーズで負けた時では?
近年は1シーズンで何種類ものユニフォームで試合するからユニフォーム売上は過去の比ではないでしょう。
ユニフォームデザイン変更頻度が少ない・イベントユニフォームをほとんどしないカープは、財布に優しいのかな。
風船ってめっちゃ大量にゴミになるけど、環境問題とか言われへんのやろか。