韓国の防空識別区域にロシア軍用機が進入、領空侵犯はなし。韓国軍は戦闘機を発進させ訓練目的を確認。
要約すると2023年10月15日、韓国軍合同参謀本部は、ロシアの軍用機が韓国の防空識別区域(KADIZ)に進入した後、すぐに離脱したと発表した。
今回の進入に関しては、領空侵犯は発生していないとのことだ。
合同参謀本部は、午前9時20分頃に複数のロシア軍用機が東海(日本海)上のKADIZに進入し、その後、KADIZの東側と北側に離脱したと説明した。
韓国軍は、ロシアの軍用機がKADIZに入る前からその動きを監視しており、万が一の事態に備えて戦闘機を発進させたという。
さらに、ロシア側との通信を通じて、KADIZへの進入は訓練目的であり、領空侵犯の意図はないことが確認されたと述べている。
防空識別区域(ADIZ)は、各国が未識別の航空機を早期に識別し、領空侵犯を防ぐために設定された区域であり、領空とは異なる概念である。
このような状況下では、通常、軍用機が他国のADIZに進入する際には、事前に飛行計画を提出し、進入位置などを通知することが国際的な慣行とされている。
しかし、今回のケースでは、中国とロシアはKADIZへの進入に際して韓国に通知を行わなかった。
特にロシアは、他国のADIZを認めない立場を取っているとされ、国際的な緊張を引き起こす要因となっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0aa7738f1e77241da51ca47c72e1a9813c6784b1