アピチャッポン・ウィーラセタクンの「MEMORIA メモリア」に迫る音の世界

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アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の「MEMORIA メモリア」について、サウンドデザイナー清水宏一氏と批評家佐々木敦氏がトークを行い、映画の音の重要性や独特な作り方について語りました。

要約するとアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の映画「MEMORIA メモリア」が、東京・東京都現代美術館で開催中の展覧会「坂本龍一|音を視る 時を聴く」に関連して、109シネマズプレミアム新宿で上映されました。

この上映イベントでは、サウンドデザイナーの清水宏一氏と批評家の佐々木敦氏がトークを行い、映画の音の作り方について深く掘り下げました。

「MEMORIA メモリア」は、南米コロンビアを舞台に、ティルダ・スウィントンが演じるジェシカが自分にしか聞こえない爆発音に悩まされる物語であり、2021年の第74回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞しています。

トークでは、佐々木氏が「アピチャッポンの映画は常に謎が多い」と語り、清水氏も「音を作り直しているかのようだ」と驚きを表しました。

清水氏は、アピチャッポン監督がインスパイアされる音を常に探していることや、具体的な説明がない中での音作りの難しさを語りました。

特に、映画内の爆発音は、アピチャッポン監督からの独特なリクエストに基づいて作られたもので、作品全体において音が重要な役割を果たしています。

佐々木氏は「MEMORIA メモリア」がこれまでのアピチャッポン作品とは異なるフェーズに進化していることを指摘し、音が主役の映画であると強調しました。

また、清水氏はアピチャッポン監督のアーティストとしての姿勢や、彼の音楽に対する独自のアプローチについても言及しました。

映画は3月13日まで上映されており、音響環境が優れた109シネマズプレミアム新宿での鑑賞が推奨されています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f4dc13b47264d6ba7be0ac12c6e65f46ba8a2555

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