2024年のタブレット出荷台数が635万台に増加。GIGAスクール構想による教育需要が影響し、アップルがトップシェアを維持。今後の買い替え需要にも注目。
この増加は、文部科学省が推進するGIGAスクール構想に起因していると考えられている。
GIGAスクール構想は、小中高生を対象にICTを教育に取り入れることを目的としており、タブレットの導入が進められてきた。
2020年から始まったこの取り組みでは、初年度と翌年に900万台を超える出荷があったが、その後は需要が落ち着き、2022年から2024年にかけては出荷台数が約3分の2に減少していた。
しかし、2024年にはタブレットの買い替え需要が再び高まり、出荷台数が40万台増加した。
さらに、2025年にはGIGAスクール端末の本格的な買い替え需要により、100万台単位の増加が見込まれている。
メーカー別では、アップルが327.2万台を出荷し、51.6%の市場シェアを獲得。
15年連続でトップシェアを維持している。
出荷台数の過半数はiPadOSが占めており、次いでAndroid、Windowsが続く。
2025年には新型iPadとiPad Airが発表され、生成AI機能「Apple Intelligence」が搭載される予定で、これによりタブレット市場の動向にさらなる変化が見込まれる。
文部科学省は、GIGAスクールで推奨する端末・OSとしてMicrosoft Windows、Chrome OS、iPad OSを挙げており、今後の市場における競争が期待される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d68ac81bcd199daafcba33fca424e85eef223d17