Googleが新機能「Gemini with Personalization」を発表。ユーザーの検索履歴を元にパーソナライズされた応答を生成するAI機能で、プライバシーにも配慮した設計が特徴。
この機能は、生成AI「Gemini」がユーザーの検索履歴を参照し、それに基づいてよりパーソナライズされた応答を生成することを可能にします。
ユーザーはこの機能を手動で有効にする必要があり、Geminiアプリのドロップダウンメニューから「Personalization(experimental)」モデルを選択することで設定できます。
機能が有効になると、Geminiはユーザーの検索履歴を分析し、応答に必要なコンテキストを追加することができるかどうかを判断します。
ただし、検索履歴はAIモデルが応答を強化できると判断した場合にのみ使用されます。
これは試験的な機能であり、Googleはユーザーからのフィードバックを収集して改善を図る意向です。
プライバシーに関する懸念も考慮されており、ユーザーは自分で設定を管理でき、いつでも簡単にGeminiを検索履歴から切り離すことが可能です。
さらに、Geminiを使用する際には、検索履歴との接続を解除できるリンク付きのバナーが表示され、通常通り履歴の編集も行えます。
Googleは、Geminiが検索履歴に接続する前に明確な通知を行い、許可を求めるポップアップメッセージを表示することを約束しています。
また、Geminiが応答を生成する際に使用したデータソースの概要も提示されるため、ユーザーはどの情報が利用されたかを確認できます。
この「Gemini with Personalization」は、13日からウェブ版のGeminiおよび「Gemini Advanced」の利用者向けに試験提供され、モバイル版は段階的に展開される予定です。
ただし、18歳未満のユーザーや「Google Workspace/Education」では利用できない制限があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/298fe5043cac4960d2752114067d852ffad3791e