大阪府枚方市がiPadを活用した「枚方版ICT教育モデル」を推進。児童・生徒主体の学びを実現し、クリエイティビティを育成する教育環境を整備中。
永山宜佑氏と浦谷亮佑氏が中心となり、2019年度からの「未来学習研究事業」において、一部の小・中学校で1人1台の端末導入を検証。
iPadの直感的な操作性や滑らかな動作が評価され、コロナ禍を受けて2020年度には全児童・生徒、教職員にiPad第7世代を貸与することとなりました。
さらに、GIGAスクール構想に基づく端末更新では、アンケートや意見聴取会を通じて、iPad第10世代の導入を決定。
教育の質を高めるため、独自調達を選択しました。
iPadの選定理由は、その高性能にあります。
授業での表現活動には、動画制作や音楽制作など、処理能力が求められるため、iPadが最適とされました。
また、教育ソフトウェアの選定においても、Google WorkspaceからMicrosoft Teamsへの移行が行われ、校務や授業のコミュニケーションが一元化される見込みです。
枚方版ICT教育モデルは、子どもたちに必要な資質・能力を育成するために「5C」(Challenge、Communication、Collaboration、Creativity、Critical thinking)を重視しています。
特に、クリエイティビティの重要性が強調され、iPadを活用した授業では、合成映像制作や音楽制作など、児童・生徒が楽しみながら学ぶ機会が提供されています。
今後は、デジタルとアナログの融合を図り、児童・生徒が主体的に学ぶ環境を整えていくことが目指されています。
枚方市の取り組みは、ICT教育の先進的なモデルとして注目を集めており、教育現場におけるデジタル化の可能性を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a1642f8cb4d84fa530121e28845e96c6d983af2e