中学受験の人気が衰えない中、サピックスの合格者数が前年から127人減少したことが報じられ、教育界に衝撃が走っています。
しかし、この数字は過去5番目に多いものであり、2023年からは高止まりが続いています。
公立高校の授業料無償化や私立の支援金の所得制限撤廃などの影響から、私立中高一貫校を目指す中学受験の人気は衰えていないと考えられています。
このような中、特に注目されるのが大手塾「サピックス」の合格者数です。
サピックスは中学受験界の“絶対王者”として知られていますが、2025年度の合格者数が前年から127人も減少したことが判明しました。
具体的には、男子の「御三家」（開成、麻布、武蔵）や女子の「御三家」（桜蔭、女子学院、雙葉）などの人気校における合格者数が合計で減少しています。
教育関係者の間では、この事態が象徴的な出来事であると受け止められ、森上教育研究所の森上展安氏はその影響を強調しています。
3月12日には「週刊文春」で、サピックス、早稲田アカデミー、日能研の合格実績の一覧と専門家の解説が掲載される予定で、受験界の動向が注目されています。
サピックスが求める親の“参加”に対して、受験生やその家族がついていけないという意見もあり、今後の中学受験の方向性に影響を及ぼす可能性があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/59641196a87915245980469e6aa6d6dd21271de7
中学受験界の変化に関するコメントは、SAPIXの合格者数が127人減少したというニュースに対して、多方面からの意見が集まりました。
まず、教材の質については高く評価される一方で、面倒見の悪さや講師の質に対する不満も見受けられました。
特に、親が子どもをサポートする必要が大きいと感じている家庭が多く、塾だけでは十分なサポートが得られないという意見が多く寄せられました。
また、受験環境の変化についても言及がありました。
最近の入試傾向が体験や考え方を重視する方向にシフトしているため、従来の塾の座学だけでは対策が難しくなっているという意見があり、親が子どもに多様な経験を提供することが求められているとされました。
このような変化に伴い、SAPIX以外の塾、特に早稲アカや新興塾の台頭が見られ、受験生の選択肢が増えていることが強調されました。
さらに、合格者数の減少については、御三家だけでなく準御三家を含めた合格者数の比較が必要であり、SAPIXのシェアが依然として高いことを指摘する声もありました。
全体的に、受験生の質や家庭のサポート、教育環境の変化が、合格者数に影響を与えているという分析が目立ちました。
これにより、今後の中学受験市場の動向に注目が集まっています。
ネットコメントを一部抜粋
教材の質は良いが、面倒見は最悪。
今の中受入試は体験や考え方を問うようになってきて、塾の座学で対策するのはもう限界。
サピックスは相変わらず圧倒的に強いよ。
超難関校クラスに合格する能力のある子供であればサピだろうが早稲アカだろうが大差ない。
サピックスは育ち盛りの小学生を夜8時過ぎまで拘束してくる。