韓国銀行はビットコインを外貨準備に含めない方針を明確にし、その理由として価格の不安定性やIMF基準未達を挙げた。
3月16日、国会の企画財政委員会のメンバーからの質問に対し、BOKはビットコインを受け入れる考えがないことを明確にした。
その理由として、BOKはビットコインの価格の不安定性を挙げており、これは現金に換金する際の取引コストを大幅に引き上げる要因となり、準備金に重大なリスクをもたらすと懸念している。
また、BOKはビットコインが国際通貨基金(IMF)の外貨準備管理基準を満たしていないことも指摘している。
IMFは流動性や市場、信用リスクの管理の重要性を強調しているが、ビットコインはその不安定な性質から、これらの基準を満たさないとされている。
韓国国内では、比較的閉鎖的な暗号資産市場が存在し、現地のスタートアップ企業やトークン、取引所によって1日数十億ドル規模の取引が行われている。
ビットコインはアジア取引時間の午後において約8万3400ドルで取引されており、過去24時間で1%の下落を見せている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5784f15f5ddec20a704b1495c7cf7c1c6ac4ceab
韓国銀行がビットコインを外貨準備に含めることを検討していたが、その判断を中止した理由についてのコメントは多様でした。
多くの意見では、ビットコインの価格が非常に不安定であり、実体のない仮想通貨よりも金や他の貴金属を選ぶべきだと主張していました。
特に、米国政府がビットコインを保証しないことから、暴落時のリスクを懸念する声がありました。
また、韓国の外貨準備高が減少している状況に対して、IMFからの特別引出権を計上することは適切ではないとの意見もありました。
さらに、北朝鮮がビットコインを保有していることを考慮すると、韓国が仮想通貨を外貨準備に含めることの危険性を指摘するコメントもありました。
ビットコイン自体は評価されているものの、現状では人々の欲望の対象になってしまっているとの意見もあり、韓国政府がビットコインの戦略備蓄を始めるべきだという提案もありました。
全体として、韓国の外貨準備にビットコインを組み込むことへの懸念が強く、慎重な姿勢が求められていることが伺えました。