名古屋駅前の近鉄パッセが再開発に伴い閉店。再出店はせず、商業施設やホテル事業は資材高騰で断念し、オフィス活用を検討中。
近鉄グループは、再開発後の新たなビルには出店しない方針を示しています。
このビルは1966年に竣工し、1979年には近鉄バファローズのリーグ優勝を祝うセールで賑わいを見せた歴史があります。
また、1998年には「近鉄パッセ」としてリニューアルされ、若い女性客をターゲットにしたアパレルや雑貨店が多く入居し、人気のスポットとして知られていました。
しかし、名古屋駅周辺の再開発では名鉄が中心となり、6つのビルの立て替え計画が進行中で、近鉄パッセもその一環として閉店することとなります。
近鉄グループは、再開発後の商業施設やホテル事業の展開を計画していましたが、建築資材の高騰によりこれらの計画は断念され、今後はオフィスとしての活用を検討しています。
この閉店は、名古屋駅周辺の商業環境にも大きな影響を与えると考えられ、特に若い女性客の流れがどのように変わるか注目されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8feebc0302822863aee2bca488fd401acf696e8e
名古屋駅の近鉄パッセ閉店に関するコメントでは、特に音楽関連の店舗が閉店することに対する懸念が多く見受けられました。
例えば、タワーレコードのクラシック売り場を愛用していた人々は、今後どこでクラシックCDを購入できるのか不安を抱いていました。
また、名古屋には大規模な音楽施設が少なく、コンサートの開催場所が限られていることも指摘されていました。
さらに、近鉄パッセが便利な立地にあったため、近鉄ユーザーにとっては閉店が大きな痛手であるとの意見もありました。
リニューアル後の店舗数が減り、若向けの店舗が増えたことに対しても、訪れる機会が減ったとの声がありました。
再開発に関しては、進捗の遅さや内容に対する不満が寄せられ、名古屋の商業施設の未来に対する懸念が広がっていました。
また、坂倉順三の建築が失われることへの惜しみの声もあり、地域の文化的な側面についても考慮されていました。
全体として、名古屋駅周辺の再開発に対する期待と不安が交錯していることが伺えました。