ビットコインのボラティリティが急上昇する可能性があるとDeriveが指摘。価格の乱高下が予想され、FRBの金利決定や地政学的要因が影響を与える見込みです。
3月12日以降、ビットコインの価格は8万ドルから8万5000ドルの範囲で推移しており、これは通常、大きな価格変動に先立つ調整局面とされます。
最近の価格急落は、ドナルド・トランプ前大統領の関税政策やアメリカにおける戦略的ビットコイン備蓄の新規購入の欠如など、複数の要因によるものです。
これにより、ボラティリティ指標は低下し、月間最低値に近づいていますが、Deriveは低ボラティリティがすぐに価格の乱高下を引き起こす可能性があると指摘しています。
具体的には、ビットコインの週間ATMボラティリティは50%から49%に低下し、実現ボラティリティも91%から54%に減少しています。
ボラティリティの増加は必ずしも価格の方向性を示すものではないため、価格が上昇するか下落するかにかかわらず、ビットコインのボラティリティは今後上昇する可能性が高いとされています。
Deriveは、ウクライナでの停戦やトランプ政権の暗号資産規制の変更などがボラティリティを引き起こす要因になる可能性があると述べています。
また、3月19日のFRBの金利決定も市場に影響を与える要因として挙げられています。
FRBが金利を据え置く可能性が高いものの、トレーダーは利下げを期待しており、強気派の勢いが再燃する可能性もあります。
しかし、ブラックロックは利下げの幅が限られると予測しており、株式市場の下落が暗号資産価格の下落を加速させる可能性も指摘しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/feab2db681ab951196e4cd1098829f02fd46b31d