韓国バッテリー企業が欧州で中国に市場シェアを奪われ、競争が激化。中国企業の生産拡大も進む中、韓国企業の対応が注目される。
電気自動車(EV)の需要が高まる中、韓国企業は2020年以降、欧州において市場シェアを維持してきたが、2023年には中国企業に逆転を許してしまった。
市場調査会社のデータによると、韓国のLGエナジーソリューション、サムスンSDI、SKオンの3社は、昨年の欧州市場シェアが45.1%だったのに対し、中国企業は49.7%に達し、初めて韓国を上回った。
特に、韓国のシェアは2021年の70.9%から2022年には63.6%、2023年には54.9%へと減少しており、逆に中国企業のシェアは18.4%から32.1%、2023年には41.5%まで増加している。
中国のバッテリー企業であるCATLは、昨年のシェア38.2%で1位を占め、韓国のLGエナジーソリューションは27.3%で2位に落ちた。
特に、欧州の自動車メーカーが低価格の中国バッテリーを採用する傾向が強まっている。
EUの炭素排出規制が中国バッテリーに有利に働いているとの分析もあり、韓国企業は今後の競争が厳しくなると予想されている。
さらに、中国企業は欧州での生産拡大にも力を入れており、CATLはハンガリーに新工場を建設する予定で、BYDもハンガリーとトルコに工場を設ける計画を明らかにしている。
韓国企業もLFPバッテリーの製造に乗り出しているが、量産化は今年末以降になる見込みで、競争が激化する中での生き残りが求められている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/523987b29c59ee899ceaf6328255fda70e6138e8
韓国のバッテリーが、欧州市場で中国に逆転されるという懸念が多くのコメントで表明されていました。
特に、電気自動車の需要が停滞している中で、安価なバッテリーの需要が高まったことが影響していると考えられていました。
コメントの中には、「安い中国バッテリー」という表現が目立ち、中国がその価格競争力によって韓国を抜く可能性があるとする意見もありました。
また、技術開発の重要性を強調し、目先の利益に偏っている韓国メーカーへの警鐘が鳴らされていました。
さらに、「全固体電池」などの新技術に期待を寄せる声もあった一方で、現状の韓国メーカーが市場から蚊帳の外に置かれているという懸念も見受けられました。
中国のバッテリー技術の進展に対する恐れや、発火のリスクについても言及され、契約や保証の重要性が再認識されていました。
全体として、韓国のバッテリー業界の未来に対する不安と期待が交錯していた印象を受けました。
ネットコメントを一部抜粋
電気自動車の需要停滞で安いバッテリー需要が大きくなり、今年は韓中のバッテリー格差がさらに広がるだろうという懸念が出ていた。
安い中国バッテリー、低価格の中国バッテリー安いことをことさら強調しているが、安いからだけで抜かれたのだろうか?
日本は全固体電池しか見てないと信じたい。
欧州の自動車市場が中国に席巻されるのもすぐだね。
目先の利益に偏り技術開発を疎かにしてるからだ。